「身だしなみ」が、あなたの第一印象を左右する – ビジネスマナーの新常識①

2018-10-01
社長のコラム

「横顔」チェックも忘れずに

毎年4月になると、オフィス街では新入社員の“初々しい”スーツ姿が目立ちます。にぎやかなおしゃべりに耳を澄ますと、社員食堂のメニューの話題だったり、あるいは研修講師の悪口(?)だったり……。
不思議なもので、そんなフレッシャーたちも半年~1年が経つ頃には、いくつかの壁を乗り越えて見違えるようにたくましくなります。ビジネススーツの着こなしも、仕事の経験や自信に比例するように、上手になっていくのです。

 皆さんは、自分の外見にどれくらいの気を配っているでしょうか?

「人を外見で判断するべきではない」という考え方を否定するわけではありませんが、特に初対面の場合、相手はあなたの外見にまず注目し、「あなたという人間」の印象をインプットしてしまいます。
まずは清潔であること、周囲の人に不快感を与えないようにすることはもちろんですが、さらに一歩進んで、相手に好印象を与える工夫をしていきましょう。

 オススメは三面鏡でのチェックです。
 起床してから家を出るまでに、鏡を見る時間は人それぞれ。「長ければいい」というわけでは決してありません。しかし、普通の鏡で見えるのは顔の正面のみ。ところが実際にあなたが「見られる」時間が長いのは、横顔、あるいは後姿であることが多いのです。
 できれば全身を映して確認したいのですが、なければ卓上タイプのものでもOK。正面だけでなく、側面、斜め後ろから見たあなたを、ご自身で確かめてください。そして、すべてのチェックを終えたら、「よし、完璧!」のひと言を。この自信が背筋をスッと伸ばしてくれるのです。

スーツの着こなしで差をつける

 スーツの着こなしで“盲点”となりやすいのが、上着のフラップ(ポケットのふた)とボタンです。フラップは男女を問わず同じルール。一方、ボタンについては女性、男性でルールが異なります。
 まずは、フラップ。もともと「埃よけ・雨よけ」として付いていることはご存じの方も多いでしょう。このフラップを外に出すか、ポケットの内側にしまうかについては複数のルールを見かけますが、私は「タキシードに準じる」と考えています。タキシード(準礼装)にはこのフラップがないのです。
すなわち、普段の仕事モードのときには出していても構わない。お客様との会食の席など、おしゃれにしたい(タキシードが似合うような)場面では中にしまう――。私はこれでいいと思っています。
室外と室内でいちいち「出す」「入れる」をされる方もいるのですが、うっかり「右と左が違う」とか「半分だけポケットから出ている」などの失態を演じないように注意しましょう。
 時おりスーツの胸ポケットにペンを指している方を見かけますが、これは場所が違いますね。ペンではなく、ポケットチーフが入るべき場所です。

 次にスーツのボタンです。女性は「スーツのデザインに合わせて」がマナー。男性はシングルのスーツの場合「一番下のボタンのみ外す」「着席時はすべて外してよい」がマナーとされています(ダブルのスーツでは、すべてかけるのがマナーです)。米国の大統領をはじめ欧米の政府要人が自動車から降りるとすぐにボタンをひとつかける場面、テレビでご覧になったことはあるでしょうか。さりげない所作が、なかなか素敵に映ります。

 女性の場合、夜は口紅の色を華やかにされると思います。同じようにスーツの着こなしにしても、仕事の時間とアフターファイブで切り替えるというルールを作ってみてはいかがでしょうか。
・仕事の時間=フラップは外へ出す。
・アフターファイブ=フラップはポケットの中へ。胸にはポケットチーフ。
 ちょっとしたことですが、さりげなく「おしゃれなあなた」を演出できます。
スカーフの巻き方を変える(仕事中=内に、アフターファイブ=外に)なども、あなたの存在を一段と輝かせてくれることでしょう。

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