おもてなし

2013-04-02
社長のコラム

2年ぶりの金沢への出張。
仕事を終え、夜は親しい友との会食。
地方出張の“余得”。

「いいところを見つけたよ。お酒も料理もおいしいし、なかなかいい趣味のおかみさんでね」 

「へ~~っ。楽しみ!!」

店名が「やまごぼう」。 
あらあら、どんなお店だろう。
期待を胸にお店へ。

入り口に大きなカメにウメの花。
大きな古木。
やっぱり、金沢。
落ち着くたたずまい。

暖簾をくぐると
「お待ちしてました。岡本さん。」 
おかみさんの笑顔がまた素敵。

店内を見渡すと、3月も半ばなのにお雛様が飾られている。

「金沢ではね、お雛様は3月いっぱい飾るのよ。
昔からお節句が過ぎたらすぐに片づける。
でないとお嫁に行くのが遅れるって言うわよね。
だからうちの娘はお嫁にもらってもらえないのかしら。フフフ」

さわやかな、歯切れの良い会話。
料理はご当地の旬の材料をふんだんに使ったものばかり。
お店の名前のやまごぼうのから揚げサラダはなかなかオツな物。
丸ごと甘露煮の鮎が炊き込んだ釜飯も絶品!!

友人が「化粧室に行ってきて。使わなくてもいいから、感想を聞かせて」 
「あら、そうなの」 
「どうだった。何か気づいた?」 
「行き届いたおもてなしね」 

トイレの暖房が便座に腰を掛けて寒くないような位置から温風が出ています。
(暖房便座は当たり前)

よく、冬場のお風呂の脱衣所で心臓麻痺・・・などという話を耳にします。
肌を出し、急な温度差で心臓が急に変調をきたす。
そんなことがあったら、お客様に大変申し訳ない。

“ぬくくしておかないと・・・” 

こんなところに心憎いおもてなし。

「岡本さん、お連れ様。私の隠し酒をいっぱい召し上がれ。とってもおいしいのよ。」

差し出され切り子のぐい飲みに注がれたお酒。 
飲めない私にも大変な“美酒”でした。

“おもてなし”とは、
さりげない中に「また行きたい」そんな気持ちを十分に味わっていただける
隠された会話なのかもしれません。

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